セラミックフィルター
CET社の3種類のセラミックフィルターエレメント
- CET-Bifil (バイフィル)
アルミナシリケート繊維を真空成型方式で押し固めたキャンドル形状のセラミックフィルターエレメント。
- CET-Trifil (トリフィル)
BiFil(バイフィル)に強酸化作用を持つ触媒を担持したエレメント。
- CET-Biofil (バイオフィル)
世界的なRCF(リフレクタリー・エレミック・ファイバー)規制に対応した体液溶解性セラミック繊維を原料としたセラミック・フィルター・エレメント。
セラミック・フィルター・エレメントの特徴と用途

8つの特徴
- 捕集効率が高い
- 高温で使用可能(耐熱1,000℃)
- 腐食性ガスに強い
- 目詰まりが少なく寿命が長い
- 焼結セラミックより軽く、遥かに安い
- 熱衝撃に強く、急激な温度変化にも対応できる
- バグフィルターと同じように高圧エアーでダストの払い落としが出来る
- 既設のフィルターバグとの交換が可能
使用によるメリット
- ガス冷却設備を簡略化でき、設備費、ランニングコストを低減できる
- 排出側含塵濃度を著しく低減できる(<1mg/m3以下が可能)
- ボイラーの前に集塵機を置くことでボイラーの熱効率を高められる
- クリーンな排熱エネルギーを有効に利用できる
- サブミクロンサイズの微粉の捕捉性に優れているため、廃ガス中の有害な重金属を効果的に捕捉出来る
- 突出温度に余裕を持って対応でき、火災の心配が無い
- 従来のバグフィルターと同じような設計で使用可能
設計上の要件
- 濾過風速:0.5~2.0m/min
- 圧力損失:初期圧損=10~20mmAq/10mm @濾過風速1.6m/min
- 運転圧損:50~250mmAq(実績値)
- ダスト払落し:0.2~0.6MPaのパルスエアー
実績のある使用分野
- 各種産業廃棄物焼却炉(特に医療廃棄物)
- 下水汚泥焼却
- 廃棄物ガス化炉
- 熱分解炉
- RDF発電プラント
- 非鉄金属溶融炉
- 鋳物炉
- 流動床炉
- セメント製造工程中のクリンカー・クーラー
- ガラス溶融炉
- 金属選鉱工程
- シリカヒュームの回収
- 塩素法による酸化チタン製造