CET-Trifil (トリフィル)
BiFil(バイフィル)に強酸化作用を持つ触媒を担持したエレメントで、除塵と腐食性ガスの中和に加え、VOC(揮発性有機物)やダイオキシン類の分解、更には上流側でアンモニアや尿素を吹き込むことでNOxの分解も可能にした高機能フィルターエレメント。除塵、腐食性ガス中和に加え、有害ガスの分解機能が加わった3つ(Tri-トリ)の機能を併せ持つ。
9+5つの特徴
BiFil(バイフィル)の9つの特徴に加え、
- ナノサイズの触媒が繊維径5~20ミクロンのセラミック繊維に均等に付着し、比表面積を大きく取れることで高効率に反応を促すことが出来る。
- エレメント表面でダストを捕捉し内部への侵入を許さないため、エレメント内部に担持された触媒の被毒を防ぎ、触媒の寿命を飛躍的に伸ばすことを可能に
- 壁の厚みが20mmあるためガスの滞留時間=反応時間を十分にとることが出来分解効率が高い
- 同じく壁の厚みが20mmあることで、ろ過面積1㎡当たり850gの触媒担持を可能に(耐熱フェルト沪布に担持した場合350gが限度)
- 840%以上の空間率があるため、850gの触媒を担持しても圧損の上昇は10%程度に
使用によるメリット
- ガス従来の集塵機-昇温塔-脱硝塔という3段階の排ガス除去設備を1段階のシンプルな設備に出来ることで、
1.省スペース
2.イニシアルコストの低減を実現 - 昇温塔を必要としないことで、燃費を必要とせず、また、理想的な乾式脱硫、乾式脱円が出来るので中和剤の使用量も削減でき、ランニングコストをも大幅に削減。
設計上の要件
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使用温度 | 上限450℃ |
ろ過風速 | 0.5~1.2m/min |
圧力損失 | 初期圧損=0.5kPa@ろ過風速1.68m/min (φ60mmエレメント) =0.9kPa@ろ過風速1.68m/min (φ150mmエレメント) |
運転圧損 | 50~250mmAq(実績値) |
ダスト払落し | 2~6気圧のパルスエアー |
使用分野
- ガラス溶融炉(NOx除去)
- 産業廃棄物焼却炉(ダイオキシン除去)
- 船舶用ディーゼルエンジン排ガス‐港湾設備(NOx除去)
- 既存のSCR(脱硝塔)を使用する排ガス設備のリプレース
製品一覧
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名称 | 全長 (mm) |
エレメント本体 外径(mm) |
エレメント 内径(mm) |
フランジ 外径(mm) |
ろ過面積 (㎡) |
図形 |
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cet-Trifil 1000 C | 1000 | φ60-φ55 | φ40.5-φ34 | φ90 | 0.19 | cet-CF1000-C |
cet-Trifil 1000 G | 1000 | φ60-φ55 | φ40.5-φ34 | φ80 | 0.19 | cet-CF1000-G |
cet-Trifil 1500 C | 1500 | φ60-φ53 | φ40.5-φ32 | φ90 | 0.28 | cet-CF1500-C |
cet-Trifil 1500 G | 1500 | φ60-φ53 | φ40.5-φ32 | φ80 | 0.28 | cet-CF1500-G |
cet-Trifil 3000 C | 3000 | φ150 | φ110 | φ90 | 1.34 | cet-CF3000-C |
cet-Trifil 3000 U | 3000 | φ150-φ135 | φ110-φ95 | φ80 | 1.35 | cet-CF3000-U |